筋を害し老化をもたらす〇〇とは?

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こんにちは(^▽^)/骨ラボhinataです。

さて、皆さんは理想の身体づくりを行う際に筋肉と脂肪どちらに重きを置いていますか?
今日は実際に患者さんに減量を指示する際に特に重要な点をお話していこうと思います👍

では、早速ですが本日のテーマ筋を破壊老化をもたらす○○とは?】
結論脂肪です

それでは実際に脂肪がもたらすメリット・デメリットについて話していきましょう!!

そもそも脂肪には種類がありその働きも異なることを皆さんはご存知でしょうか?

脂肪の種類と働き

アディポカイン    ― 脂肪細胞に由来するサイトカイン

参考
https://www.pharm.or.jp/dictionary/wiki.cgi?%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9D%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%B3

皮下脂肪(ある程度は必要)

皮膚のすぐ下にでき、緩衝作用や体温の維持・ホルモンのコントロールに寄与しています。
・レプチン      ー 白色脂肪細胞から分泌され食欲の制御に大きく関わる
・アディポネクチン  ー インスリンの感受性に作用しエネルギー代謝に関わる

【必要量目安】
男性 = 15%前後
女性 =
  20%前後

自身の体脂肪率が気になる方は体脂肪率計算ツールなど使ってみるのも良いかもですザックリとした参考にはなると思います👍

内臓脂肪(無いほうが良い)

腸間膜(おへそあたりで小腸を支えている膜)に蓄えられる脂肪で加齢に伴い増えやすく内臓脂肪はつきやすくとれやすい特性があります

合成と分解が盛んなので分解された脂が血液中に流れ出す事で高脂血症に陥り
動脈硬化を進め病気を引き起こす。

※(゜-゜)。0(ちなみにダイエットの際に飲水を指導されるのは脂肪を分解する過程で水を使って加水分解する為、体内の水分量が少ないと脂肪の分解効率が悪いからなのです。美容健康いずれにおいても水は大正義

脂肪と性差

男性=内臓脂肪は比較的に男性につきやすい。
女性=女性ホルモンの影響で、内臓脂肪よりも皮下脂肪がつきやすいのです。

内臓脂肪はどうしてたまる?

 エネルギーを保存するうえで備蓄先として内臓脂肪が優先されます。

内臓脂肪はなぜ悪い?

内臓脂肪は炎症性サイトカインを発生させ全身に慢性炎症を起こし、病気のリスクを高め、疲労や老化の原因になっている事が分かっている。
炎症は本来、体が外敵や死んでしまった自分の細胞を取り除いて自分を守ろうとする免疫反応です。

内臓脂肪の増加に伴い自身の免疫(Tリンパ細胞)が老化し自身の身体を傷つけるのです。

内臓脂肪と老化の意外な共通点

慢性炎症は加齢に伴う症状の一つである。歳をとると免疫細胞が老化して炎症が起こりやすくなる。

免疫には白血球を中心としたさまざまな種類の免疫細胞があり、それぞれ役割が異なる

・樹状細胞  ・マクロファージさん ・リンパ球【T・B・NK細胞】  ・顆粒球

この中でも老化に伴い【Tリンパ球(T細胞)】が、炎症物質をつくり全身に炎症を起こりやすくする。

今回指摘する【共通点】はこの老化現象が内臓脂肪が多い状態でも確認されたことである。
参考文献:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27820698/

内臓脂肪と筋の破壊

次に内臓脂肪と筋の関係について説明します。

筋トレによる筋肥大を語る上で外せないのが“インスリン”です。

インスリン膵臓から分泌されるホルモンの一種。 糖の代謝を調節し、血糖値を一定に保つ働きを持つ。

参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-011.html#:~:text=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%EF%BC%88%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%99%E3%82%8A%E3%82%93%EF%BC%89&text=%E8%86%B5%E8%87%93%E3%81%8B%E3%82%89%E5%88%86%E6%B3%8C%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B,%E7%B4%B0%E8%83%9E%E3%81%8B%E3%82%89%E5%88%86%E6%B3%8C%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

まずインスリンについてですが、一般的にインスリンは糖代謝に関わりがある事がよく知られています。
しかし、実際には糖代謝に加えてタンパク質代謝・脂質代謝にも深く関わっています。

筋肉に関してインスリンは、骨格筋に作用しアミノ酸の細胞内への取り込みを増加させ蛋白質合成を促進・蛋白質の異化を抑制します。⇒【要約】筋肉を発達させ、分解を抑制します。

※この作用は非常に強力でスポーツの現場ではインスリン注射はドーピングとして禁止されています。
では、このインスリンがどのように内臓脂肪と関わるのか説明していきます!

結論から言えば内臓脂肪にはインスリン抵抗性を高めてしまう働きがある。

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/102/10/102_2691/_pdf

抵抗性が高まるということはインスリンの作用が効きにくくなということです。

まとめ

内臓脂肪の増加に伴う【免疫の老化】【インスリン抵抗性】が正常な細胞を傷つけ老化をもたらし筋を害する。

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